あなたの眠気は便秘が原因？

便秘でいつも出ないのも大変ですが、日中におきる眠気、困りますよね・・・。

「睡眠時無呼吸症候群」などの睡眠障害が心配される場合もありますが、便秘から眠気がおきる場合があるのをご存じですか？

腸のぜん動運動をコントロールしているのが「自律神経」です。

自律神経には、交感神経と副交感神経があり、この2つの神経が体のバランスを調整しています。

腸のぜん動運動の働きを活発にさせるのが副交感神経です。

私達が眠気を感じている時も、副交感神経が優位になっている状態です。

通常なら夜になると眠気を感じ、眠っているあいだに副交感神経が優位な状態が保たれます。

それから、腸の活動が促され、朝に食事をとることの反射によって便意に促されて排便がおこります。

ところが、このリズムが便秘によって、くずれてしまうのです。

腸に便が長くとどまることにより、体はとにかく便を排出させようと、逆の働きをする交感神経を優位な状態にし、眠気もおこります。

また、便秘による不快感により、夜良好な睡眠がとれず昼間に眠気におそわれるという悪循環におちいる場合もあるかもしれません。

そんな時には、まず良好な睡眠を確保し、しっかりと副交感神経が働けるようにすること。

そして、腸内環境を整えるような食生活をこころがけることが大切です。

自分の体に、毎日のリズムをつけてやることで、スッキリとした快適ライフをめざしましょう。